乱形石の施工手順(土間)参考用

あくまでご参考用の手順です。石材や施工箇所によっては適さない場合もございますので、ご参考用の方法となります。


☆路盤の高さは:仕上がり高さ-(石の厚さ+3cm)が目安です。厚さが均一でない乱形石は一番厚いと思われる石厚+3cmを目安としてください。

1.水糸を張り、仕上げる高さ、位置を決めます
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2.敷きモルタルを練ります

川砂3:セメント:1の割合(水は入れないバサモルタル)


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3.路盤にセメントペーストを撒きます

モルタル強度を高めるためコンクリート路盤に、水で溶いたセメントペーストを撒きます。


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4敷きモルタルを均します.

仕上げ高から石の厚み分より少し高めに均します


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5.均した敷きモルタルの上にセメントペーストを撒きます。
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6.石を置きプラスチックハンマーなどで石を叩き、高さ位置を調整します。
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4.5.6の作業を繰り返して、石張り作業を進めます。


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7.目地幅調整や石と石の形、既存物に合わせるため石を加工します。

鉄平石用ハンマーやダイヤモンドカッターを付けたグラインダーなどで加工します。


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8.側面は練モルタルで圧着します。

まず、張る箇所の形に合わせ石を加工します。


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張る下地、石の裏面ににセメントペーストを塗布し、さらに石の裏面に水を加えて固めに練ったモルタルを盛り、下地に圧着します。


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石張り完了


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9.目地入れ(ここではプレミックスされたタイル目地)

石張りを完了して、敷きモルタルが固まったら目地材を練り、石張り部に水を撒いてから、目地材をゴムコテで全体に塗り付けてしまいます。目地部に目地材がしっかり充填されるようにゴムコテで押し込みます。


※溶岩石やコーラルストーンの場合は気泡に目地材が入り込み除去できなくなりますので、目地部のみに目地コテなどで丁寧に入れ込んで、周囲を汚したら速やかに濡れたハケ、スポンジなどで目地材汚れを除去してください。


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10.目地仕上げ

塗り付けた目地材を清水で濡らしたスポンジジでよく拭き取ります。


スポンジをまめに洗って綺麗な状態で丁寧に拭き取って下さい。


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目地仕上げ完了


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酸洗い

(玄武岩系、大理石、ソルンフォーフェン、コーラルストーンなど石灰岩などは酸洗い厳禁です)


(バサルト黒など玄武岩系、大理石、石灰岩などは酸洗い厳禁です)


目地入れ後、目地が固まってからとなりますが、酸洗いを行うとさらに綺麗になります。


周りに植栽や、スチール製の錆やすいものなど、酸洗いに影響が出やすいものがある場合は十分注意を払って作業して下さい。


酸洗いは、塩酸を5〜10倍位に希釈したものや、サンポールなどを散布し、ブラシ掛けをして、速やかに水で良く洗いながすと石の表面に薄く付着したモルタルが除去され綺麗に仕上がります。


高圧洗浄機があればさらに効率的です。


※前記したバサルト黒、大理石などの酸に弱い石は酸洗い厳禁です、自己責任でお願いします。


※前記した石灰岩、大理石などの酸に弱い石は酸洗い厳禁です、目立たないところでテストするなど、石質をよく確認し自己責任でお願いします。



ご参考 園路など人しか歩かない場所などの路盤

本来は石張りの基礎(路盤)には、鉄筋、金網などを入れたコンクリート路盤をおすすめしておりますが、園路など人しか歩かない場所では砕石転圧路盤に石張りをすることがあります。コンクリート路盤に比べ強度が弱いので、目地が割れたり、石が剥離しやすくなります。少しでも強度を持たせるため、下の写真のように敷きモルタルのなかに溶接金網を入れ込む方法はこれらの故障の確立を下げるため有効です。※あくまでコンクリート路盤をおすすめします。


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